相続放棄ができない・認められないのはどんなとき?
確認日 2026-11-08・数字と決まりはすべて出典つき(民間の調査はそう書いています)
相続を受け入れたとみなされる(単純承認)
財産の処分・3か月の経過・財産を隠す・使う
民法921条。保存行為(財産を守るための行為)などは除かれる
要点
| 処分 | 相続財産の全部または一部を処分したとき |
|---|---|
| 3か月 | 期間内に限定承認も放棄もしなかったとき |
| 放棄の後 | 財産を隠す・勝手に使う・目録に書かない |
出典: e-Gov法令検索 民法 第921条(法定単純承認)(2026-11-08 確認)
相続放棄が認められない事例・3つの場合(民法921条)
- 親の財産を処分した … 全部でも一部でも。ただし保存行為(財産を守るための行為)と、短い期間の賃貸は除かれます。
- 3か月以内に放棄も限定承認もしなかった … 期間は「自分のために相続が始まったことを知った時」から数えます。
- 放棄した後でも、財産を隠した・こっそり使った・わざと目録に書かなかった。
これらに当たると、相続を受け入れた(単純承認)とみなされ、借金も引き継ぎます。
出典: e-Gov法令検索 民法 第921条(法定単純承認)(2026-11-08 確認) / e-Gov法令検索 民法 第915条(2026-11-08 確認)
放棄する前にやってはいけないこと(迷ったら手を付けない)
- 親の預金をおろして使う・親の物を売る・形見を大きく分けるなどは「処分」に当たるおそれがあります。葬儀代の扱いはこちら。
- 入院費や公共料金を親のお金で払った・賃貸を解約した、などが処分に当たるかは、条文だけでは決まりません。払う前・解約する前に、家庭裁判所の手続きに詳しい弁護士・司法書士に相談します。
- 相続の承認や放棄は、一度すると3か月の期間内でも撤回できません。
出典: e-Gov法令検索 民法 第921条(法定単純承認)(2026-11-08 確認) / 民法 第919条(e-Gov法令検索)(2026-11-06 確認)
3か月を過ぎたら・過ぎそうなら
- 過ぎる前 … 財産を調べても決められないなら、家庭裁判所に期間を延ばす申し立てができます。
- 過ぎた後 … 3か月は「知った時」から数えます。借金があると後から知った場合など、いつから数えるかは事情で変わるので、すぐに弁護士・司法書士に相談します。
出典: 裁判所「相続の限定承認の申述」(2026-11-08 確認) / 裁判所「裁判手続 家事事件Q&A」(相続放棄)(2026-11-06 確認)
相談する所
亡くなった親の最後の住所地の家庭裁判所・弁護士・司法書士(法テラス)
ここから先は人によって違います: ある行為が「処分」に当たるか、3か月をいつから数えるかは、事情によって判断が分かれます。このページは条文の紹介で、個別の判断はできません。弁護士・司法書士に相談してください。