相続税の配偶者控除とは? 1億6,000万円まで0円・申告が必要
確認日 2026-11-06・数字と決まりはすべて出典つき(民間の調査はそう書いています)
配偶者に相続税がかからない範囲
1億6,000万円か法定相続分の多い方まで
例: 配偶者と子2人で遺産2億円。配偶者が1億円(法定相続分)をもらえば配偶者の税は0円
要点
| 上限 | 1億6,000万円か、配偶者の法定相続分の多い方 |
|---|---|
| 申告 | 税が0円になっても申告書の提出が必要 |
| 対象の財産 | 申告期限までに分けた財産(3年以内に分ければ後から使える) |
出典: 国税庁 タックスアンサー No.4158 配偶者の税額の軽減(2026-11-06 確認) / 国税庁「暮らしの税情報」財産を相続したとき(2026-11-06 確認)
どれくらい軽くなるか(計算の例)
配偶者が遺産分割や遺言で実際にもらった正味の遺産額が、1億6,000万円か配偶者の法定相続分のどちらか多い額までなら、配偶者に相続税はかかりません。
例(国税庁の速算表の例で検算): 配偶者と子2人、正味の遺産2億円 → 相続税の総額2,700万円。配偶者が1億円、子が5,000万円ずつもらうと、配偶者の分1,350万円は軽減で0円。子は675万円ずつ払います。
税率と総額の出し方は相続税の税率と速算表へ。
出典: 国税庁 タックスアンサー No.4158 配偶者の税額の軽減(2026-11-06 確認) / 国税庁「暮らしの税情報」財産を相続したとき(2026-11-06 確認) / 国税庁 タックスアンサー No.4155 相続税の税率(2026-11-06 確認) / 国税庁 タックスアンサー No.4152 相続税の計算(2026-11-06 確認) / 国税庁 タックスアンサー No.4132 相続人の範囲と法定相続分(2026-11-06 確認)
使うには申告書が必要
軽減で税が0円になっても、相続税の申告書を出さないと使えません(相続税法19条の2)。申告書には、戸籍謄本などのほか、遺言書の写しか遺産分割協議書の写し(相続人全員の印鑑証明書つき)を添えます。期限は10か月です。
出典: 国税庁「暮らしの税情報」財産を相続したとき(2026-11-06 確認) / e-Gov法令検索 相続税法 第19条の2(配偶者に対する相続税額の軽減)(2026-11-06 確認) / 国税庁 タックスアンサー No.4158 配偶者の税額の軽減(2026-11-06 確認)
期限までに遺産を分けられないとき
申告期限までに分けていない財産は、軽減の対象になりません。申告書に「申告期限後3年以内の分割見込書」を付けておけば、3年以内に分けた財産は対象になります。分けた後は、分割が成立した日の翌日から4か月以内に「更正の請求」をします。
兄弟で話がまとまらないときは遺産分割調停へ。
出典: 国税庁 タックスアンサー No.4158 配偶者の税額の軽減(2026-11-06 確認)
相談する所
亡くなった親の住所地を所轄する税務署(相続税の申告書の提出先)
ここから先は人によって違います: 配偶者がどれだけもらうと家族全体で得かは、家族と財産によって違います。税理士か税務署で確かめてください。